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睡眠時無呼吸症候群 (SAS)

2012/10/26






人生の多くを占める睡眠を、あなたは快適に取れていますか ?

当院の循環器内科では、睡眠時無呼吸症候群 (SAS) の診断と治療を行っています。
今回は、生活習慣病との関連が指摘され、症状の進行によっては心血管病につながりかねない睡眠時無呼吸症候群 (SAS) についてお話します。

一度、あなたの睡眠の質を見直していただければと思います。



睡眠時無呼吸症候群 (SAS) とは どんな病気 ?


睡眠時無呼吸症候群 (SAS) とは、気道の閉塞などの原因で、睡眠中に呼吸が止まったり (無呼吸) 、浅く・弱くなったり (低呼吸) することが何回も起こり、さまざまな日常生活に障害を引き起こす疾患です。

一般的に、1時間あたり10秒以上の無呼吸もしくは低呼吸が5回以上認められ、日中に眠気などの症状がある場合に SAS と診断されます。

この1時間あたりの回数を無呼吸低呼吸指数 (AHI : Apnea Hypopnea Index) といい、重症度を決める時に使用します。

5~15回を軽症、15~30回を中等症、30回以上を重症と医学的に分類されます。

当院人間ドックの調査では、男性 (検査を希望された121名、平均年齢55歳) の50%が軽症、22%が中等症以上の睡眠時無呼吸障害を有しているという結果でありました。


睡眠時無呼吸症候群 (SAS) の原因、症状は ?

睡眠時無呼吸は、上気道 (空気の通り道) が閉塞することにより起こります。

閉塞の原因は、首周りの脂肪の沈着、扁桃肥大、アデノイド、気道へ舌が落ち込む、舌が大きい (巨舌症) 、鼻が曲がっているなどがあげられます。


また、欧米人の SAS 患者さんは肥満している人がほとんどですが、日本人の中には顎が小さい (小顎症) ため、気道がふさがれやすく、やせているのに SAS である方もおられます。

いびきはほぼ必発で、他に日中の眠気や倦怠感、記憶力の低下、夜間の中途覚醒 ・ 排尿、起床時の頭痛、インポテンツなど様々な症状があります。


睡眠時無呼吸症候群 (SAS) の危険性

SAS は昼間の眠気によって、居眠りによる交通事故率を健常人の約7倍も高くすると報告されています。

また、多くの生活習慣病の合併症を引き起こす事が明らかになってきています。

特に循環器疾患において、高血圧は健常人の1.37倍、夜間心臓突然死は健常人の2.61倍、脳卒中・脳梗塞は健常人の3.3倍リスクが高くなると報告されています。

そこで当院循環器内科において、 SAS の検査 ・ 治療を開始しました。

これら合併症を低減するためにも SAS を適切な診断と、継続的に治療する事が最も重要です。

「循環器内科」紹介ページ


睡眠時無呼吸症候群 (SAS) の診断は ?


図1 簡易SAS検査


図2 終夜睡眠ポリグラフ検査 (精密検査)
まず、循環器内科初診外来を受診してください。

問診の祭に自覚症状や既往歴、服薬状況などについて伺います。

問診で SAS の疑いがあると判断された場合、 図1 のような簡易の検査機器を用いて検査を行います。

鼻と指にセンサーを装着するだけですので、自宅で簡単に検査を行うことができます。

簡易検査の結果、 AHI 20以上 40未満の方は、入院 (1泊2日) していただき、睡眠状態 (脳波) と呼吸状態をトータルに判断する終夜睡眠ポリグラフ検査 (PSG検査) (図2) を行います。


睡眠時無呼吸症候群 (SAS) の治療は ?


図3 CPAP療法 (経鼻的持続陽圧呼吸療法)
簡易検査にて AHI 40以上の場合、そして PSG検査にて AHI 20以上の場合、CPAP療法 (経鼻的持続陽圧呼吸療法) の適応となります。

CPAP療法とは、鼻から専用のマスクを通じて、軌道に空気を送り込み、軌道の閉塞を防いで無呼吸をなくす方法です (図3) 。

軽症の方は、ダイエットや飲酒を控えるなど生活習慣の改善が有効であります。

また、下顎前方に突き出させるように工夫した口腔装置 (マウスピース) をつけることにより、気道が広がり、いびきや睡眠時無呼吸が改善します。

扁桃肥大やアデノイドが原因の場合は、耳鼻咽喉科的手術が行われることもあります。

当てはまる症状がある場合は、当院の循環器内科 を受診してください。




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