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呼吸器内科


 

 

アピールポイント

 

各学会から認定を受けています

日本呼吸器学会認定施設として、呼吸器疾患全般についての診察・診療を行っています。
地域医療支援病院、かつ、国指定がん診療連携拠点病院である当院は、地域において重要な役割を担っています。
各種新薬や検査機器も積極的に取り入れ、最新の治療を行っています。

専門医を目指す研修医・レジデントの指導にも努めています。


外来担当医表/休診表

主な診療内容

肺がん

説明 肺がんは日本人のがん死亡の第1位疾患です。
喫煙との関連が非常に大きく、たばこを吸わない人に比べて、吸う人が肺癌になるリスクは3-4倍程度になると言われていますが、喫煙しない方でも肺がんにかかることがあります。
肺のどの部位にできるかにもよりますが、かなり進行するまで無症状なことも珍しくありません。
肺がんには組織の形による分類がこれまで主に用いられていましたが、がん細胞がもつ特殊な分子や遺伝子によって性質が異なることがわかってきました。
症状 肺の中は痛覚がありませんので、痛みは肺がんが大きくなって肺の外へ出てくるまで起こりません。
咳や痰も早期にはないことがほとんどです。

検診を定期的に受けましょう。
治療内容

進行度によって手術、放射線療法、化学療法などを使い分け、組み合わせて最適な治療を行っています。薬剤、診断方法の進歩により、肺がん治療は患者さまごとに個別化する時代へと移行しつつあります。

肺がん診療ガイドラインは数年ごとに改定があり、その間にも新薬発売によって修正されています。がん細胞の特徴によって治療方針が変わるため、診断時に十分な組織を採取して、がんの診断、特徴の把握に努めています。


最新の肺がん診療ガイドライン沿って、また新しい知見を取り入れた診療を行っています。

治療強度と効果のバランスを考慮し、クオリティ・オブ・ライフを維持しながら肺がんをコントロールすることを目指して治療方針を立てています。

胸部疾患の治療は、呼吸器内科、放射線科との連携が必要です。

当院では合同カンファレンスを行い、診断、治療方針を共有しています。


呼吸器外科


気管支喘息

説明
成人の喘息は「治る」ということはまれですが、多くの方は治療を継続することで健康人と変わらない生活を維持できます。

しかし、治療をやめると再び悪化することが多く、まれには命に関わることもあります。
昔に比べると減少しましたが、気管支喘息のために年間約2000人の方が現在でも亡くなられています。病状に応じた適切な治療を継続することが重要です。
症状
夜間を中心として咳、喘鳴 (ゼーゼー・ヒューヒュー) 、息苦しさがおこります。
症状に対する「慣れ」がおこり、「自分はたいしたことはない」と思いがちです。
 
適切な治療を受けて良くなると、以前はしんどかった (喘息のために日常生活が制限されていた) のだと自覚されるようになります。
治療内容 喘息予防・管理ガイドライン2015に沿って治療を行っています。
吸入ステロイドを基本とした十分な治療によっても症状の安定が得られない患者様に対して積極的に抗体療法注)を行っています。
注)抗体療法:気管支喘息の患者さんの気管・気管支では、好酸球というアレルギーに関与する炎症細胞により、炎症が起きていることがあります。炎症に関連するIgEやIL-5という免疫蛋白の作用を抑えることで、気管の炎症を抑え、喘息の症状改善を図る治療です。


COPD (慢性閉塞性肺疾患)

説明
有害なガス等 (ほとんどの場合、タバコです) の吸入を続けることが原因で肺組織が壊れてゆく疾患です。
病気に気づかず、治療を受けていない方も多くおられますが、ゆっくりと進行し、息切れなどの症状が現れたときはすでに将来の酸素吸入が避けられない病状になっていることも珍しくありません。
骨粗鬆症や心臓疾患も合併しやすくなり、全身の老化が加速される疾患と考えられます。
厚生労働省の統計によると、2016年の死亡順位は男性の第8位でした。喫煙率が上昇して数十年後に増加してくるので近年になって急増しており、さらに上昇することが予想されています。
日本でも大規模な健診の結果で40歳以上の8.6%の方がCOPDであると判明し、患者数は500万人以上であると言われています。
症状
早期には症状はなく、進行した状態になっておこる「階段を上ったときに息切れがする」「風邪をひくとひどく息苦しい」といった症状ではじめて自覚されます。進行すると日常生活で息切れが起きたり、慢性的に咳や痰が出ることもあります。
早期発見のためには肺活量検査を受けるしかなく、健康診断のときに喫煙者の方に肺活量検査を行う事業者も増えています。
治療内容 咳などの症状で受診された方の中で、疑わしい方には積極的に呼吸機能検査を行い、早期発見に努めています。進行を遅らせるために、禁煙は必須です。
病状に応じて薬剤治療、呼吸リハビリテーション、在宅酸素療法の指導を行っています。



間質性肺炎

説明
一般的な肺炎と異なり、細菌感染によりおこるものではありません。
薬等に対するアレルギー、膠原病などさまざまな原因で肺が傷つくことにより起こると考えられています。まだ原因についてはわかっていないことが多い疾患で、原因不明のものは特定疾患に指定されています。
細菌が原因ではありませんので抗生物質を飲めば完治するということはなく、多くの場合長期にわたって治療を続けることが必要です。
症状 慢性的な空咳 (痰の出ない咳) 、歩行時の息切れ
治療内容 診察、画像検査、気管支鏡検査により病型の診断を行い、病型に適したステロイド、免疫抑制剤、新規薬剤による治療を行っています。

急性増悪などの重症病態の治療、在宅酸素療法も随時行っています。

主な検査

胸部レントゲン

放射線科で撮影します。
肺に起きる炎症や腫瘍などを調べる、基本的な検査です。すでに見つかっている病変の経過観察にも適しています。

胸部CT

放射線科で撮影します。
X線を使って、肺の断面像を撮影するもので、レントゲンで見つかった陰影の精密検査や、レントゲンには写らない、小さな病変、リンパ節の状態を知ることができます。
血管、リンパ節の精密検査が必要な時は、造影剤を使用してより詳しく調べるようにしています。
当院では、放射線診断科の専門医とともに、画像の確認、検討会を行っています。
 

 

呼吸機能検査

検査機器に向かって呼吸をすることで、肺活量、息を吐くときのパターンなどを調べることができます。喘息や慢性閉塞性肺疾患、間質性肺炎などの診断や経過観察に有用です。
肺の酸素の取り込み能力を調べる検査も行っています。

 

喀痰検査

痰の検査で以下のことがわかることがあります。
①痰の中のがん細胞の有無 ②呼吸器感染症の原因菌 ③気道炎症を起こしている細胞
肺癌や肺炎、肺結核、気管支喘息などの診断、評価を行います。
痰は、のどにたまったものではなく、奥のほうから唾液の混じらない痰を出すことで、検査結果が正確になります。

 

気管支鏡

目的
肺の中にある異常な影の原因を調べるために行います。
方法 1泊2日程度の入院で検査をします。
咳止めの注射、のどの麻酔をしたうえで、鉛筆くらいの太さのしなやかなファイバースコープを気管内に挿入します。内部を観察して、レントゲンで陰影を確認しながら組織を採ったり、気管内を洗浄したりして検体を回収します。
苦しくないように眠りながら検査を受けていただくことが多くなってきています。
設備 以下の器具を使用しています。
通常気管支鏡:気管内の観察、レントゲンでの組織採取、洗浄などを行うことができます。
超音波内視鏡:超音波で病変を確認するための装置です。リンパ節を気管内から確認するための専用の気管支ファイバー(EBUS-TBNA)、レントゲンではっきり写らない病変を気管支内部から確認するための気管支ファイバー用器具(EBUS-GS)も準備し、確実な診断に努めています。

EBUS-GS方式・・小さな病変やレントゲンで写りにいくい病変を、気管支内から超音波で確認する方法です。

 

EBUS-TBNA法・・気管支からリンパ節を穿刺して組織を採取します。

気管支鏡ナビゲーションシステム・・CT画像から気管支鏡の形状を3次元で再現し、目標となる病変に
到達する経路を自動で計算する方法です。目的への到達の確立、速度が改善し、患者さんにかかる負担を最小限に抑えることができます。

 


外来担当医表/休診表

診療実績 / 統計


入院患者の主な疾患の内訳 (のべ症例数)

疾 患 2013年度 2014年度 2015年度 2016年度 2017年度
肺炎 199 115 236 212 199
肺癌 (疑い含む) 203 177 192 310 275
気胸 16 17 17 18 20
間質性肺炎 52 27 37 45 52
肺気腫 (COPD) 18 24 27 33 11
気管支喘息 64 50 34 55 27


2017年度の新入院患者数は754例となっており、メンバーが減った分、前年度の871例より減少しました。
約3割が感染症(肺炎、肺膿瘍、膿胸、抗酸菌感染)、4割が腫瘍(肺癌、中皮腫、肺癌疑い症例検査入院)で、これは前年と同様でした。


がん診療連携拠点病院としての役割

「地域がん診療連携拠点病院」として肺癌の医療体制を強化しています。
肺癌の診断に用いられる気管支鏡検査数は2017年度84件 (2016年度94件) でした。

肺癌治療は、患者さまのQOL (生活の質) を維持することを重視し、副作用が軽減した治療を取り入れています。
さらに入院期間を短縮するご希望に応えるため、化学療法を外来で行う治療を増やしています。


肺癌の外来化学療法の実施件数

治療内容 2014年度 2015年度 2016年度 2017年度
肺癌に対する外来化学療法実施件数 172 2018

外来化学療法室


気管支鏡検査の実施件数

治療内容 2014年度 2015年度 2016年度 2017年度
気管支鏡検査実施件数 68 82 94 84

気管支鏡の実施件数は84件と、前年からやや減少しています。

地域医療支援病院としての役割

地域医療支援病院として、紹介患者さまの診療を重視しています。

地域医療福祉センターを経由した紹介患者さまは平成27年度513人 (平成26年度352人) でした。

伊丹市、尼崎市、宝塚市、西宮市の開業医 ・ 基幹病院と定期的な研究会を行い、連携をスムーズに行えるよう情報交換を行っています。

地域がん診療連携拠点病院
地域医療福祉センター


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スタッフ紹介

名前 (ふりがな) 合屋 将(ごうや しょう)
役職 第一呼吸器内科部長
専門分野 呼吸器内科
学会専門医・
認定医
日本呼吸器学会指導医・専門医
日本緩和医療学会暫定指導医
日本内科学会総合内科専門医
日本医師会認定産業医
日本内科学会認定内科医
緩和ケアの基本教育に関する指導者研修会修了

名前 (ふりがな) 山口 統彦(やまぐち のりひこ)
役職 第二呼吸器内科部長
専門分野 呼吸器内科
学会専門医・
認定医
日本呼吸器学会指導医
日本リウマチ学会指導医
日本結核病学会結核・抗酸菌指導医
日本医師会認定健康スポーツ医
日本アレルギー学会専門医
日本呼吸器学会専門医
日本リウマチ学会専門医
日本内科学会総合内科専門医
日本医師会認定産業医
日本内科学会認定内科医
高槻病院における緩和ケア講習会修了

名前 (ふりがな) 寺田 晴子(てらだ はるこ)
役職 医長
専門分野 呼吸器内科
学会専門医・
認定医
日本呼吸器学会呼吸器専門医
日本内科学会総合内科専門医
日本内科学会認定内科医
高槻病院緩和ケア研修会修了

名前 (ふりがな) 平松 政高(ひらまつ まさたか)
役職 医長
専門分野 呼吸器内科
学会専門医・
認定医
日本呼吸器学会呼吸器専門医
日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医
日本内科学会総合内科専門医
日本内科学会認定内科医
日本医師会認定産業医
日本プライマリケア連合学会プライマリケア認定指導医
日本結核病学会結核・抗酸菌症認定医
肺がんCT検診認定医師
箕面市立病院緩和ケア研修会修了

名前 (ふりがな) 葉山 善友(はやま よしとも)
役職 医長
専門分野 呼吸器内科
学会専門医・
認定医
日本呼吸器学会呼吸器専門医
日本内科学会認定内科医
日本がん治療認定医機構認定医
日本医師会認定産業医
がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会(兵庫県・阪神北圏域)修了

名前 (ふりがな) 酒井 俊輔(さかい しゅんすけ)
役職 医員
専門分野 呼吸器内科
学会専門医・
認定医
室蘭総合病院緩和ケア研修修了
臨床呼吸機能講習会臨床呼吸機能応用コース修了
人工呼吸管理 基礎教育プログラム -ADVANCEDコース-修了
人工呼吸管理 基礎教育プログラム -BASICコース-修了

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