からだが参っているとき、きもちも参ってしまいます。つらいきもちに気づき受け入れることは、とても難儀なことです。れむれない、不安、憂うつ・・・毎日のようにつらい時は、専門家である精神科医にサポートさせてください。精神科医がお話を丁寧にうかがい、必要と判断した場合はお薬をお出しします。私たち精神科医の役割は、患者さんの中にある治ゆ力の回復をお手伝いし、本来の生きる力を解きはなてるようにすることです。
病気とともに生きることには、これまでの生き方の変更を余儀なくされることがあるかもしれません。不安や戸惑い、気持ちの揺れが生じることもあるかもしれません。心理士はそのような患者さま、ご家族さまの思いを丁寧におうかがいし、ご一緒にひとつひとつ困難を乗り越え、病気と向き合いながらご自身らしく過ごせることを目指して、そのお手伝いをしています。
がんの種類、段階によって期間は異なります。主治医から治療の説明を受けるときにしっかりと聞いておきましょう。また当院では、患者さまの抗がん剤治療に伴うさまざまな気がかりを化学療法看護認定看護師がお聞きし、一緒に考え、サポートしております。
介護保険制度の「訪問リハビリ」や「デイケア」を利用することができます。退院するときに、リハビリ担当者から日常生活動作のアドバイスを受けたり、在宅リハビリのプログラムを組み立ててもらったりすることをお勧めしますが、身体の状態はその後も変化します。その時期に応じた適切なリハビリを受けるためにも、地域のかかりつけ医やケアマネジャーに相談しましょう。
口腔ケアとは、口の中を清潔に保つお手入れのことです。抗がん剤や放射線治療中は、副作用で口内炎や吐き気などで歯磨きを敬遠しがちになります。口腔内の細菌を減らすことにより治療の中断や治療効果の低下を予防します。また、全身麻酔での手術後の肺炎予防にも効果があります。
がん相談支援センターでは、仕事と治療の両立に関するご不安についてお話をうかがい、患者さまが仕事と治療を両立できるような支援に取り組んでいます。また、必要に応じて各種制度の紹介や、関係機関と連携していきます。一旦仕事を辞めたけれど仕事を再開したいと考えている方には、ハローワークと連携して支援しています。一人で悩まずに、がん相談支援センターにご相談ください。
リンパ浮腫とは、がん治療によってリンパ節やリンパ管が傷つき、リンパの流れが滞ることで起こる「むくみ」のことです。当院ではリンパ浮腫の重症化を防ぐことを目的にリンパ浮腫外来を開設しており、専門的なケアや指導を行っています。むくみに気付いた時は、まずは主治医やかかりつけ医にご相談ください。
緩和ケアは、がんなどの患者さまやご家族の体や心のつらさを和らげ、生活やその人らしさを大切にする考え方です。時期や症状に関係なく、患者さまやご家族のつらさや悩み、心配事を一緒に考え、解決の糸口を探すためのお手伝いをします。
緩和ケアチームは、専門の医師、看護師、薬剤師、心理士、栄養管理士といった専門職が、治療中の患者さまやご家族のからだや気持ちのつらさを和らげるために、主治医等と連携しながら、多方面から支援するチームです。緩和ケアチームのサポートをご希望の場合は、まずはお気軽に主治医にご相談ください。
装具をつけたままでも入浴できます。体の内圧はお風呂の水圧よりも高いので、体内にお湯が入ることはありません。当院では、がんやがんの治療に伴う排泄障害、皮膚障害に対して、症状改善できるようお手伝いし、患者さまの日常生活が快適に過ごせるようにサポートしています。
乳腺の状態や癌の種類によってマンモグラフィーの方が見つかりやすい場合と、エコーの方が見つかりやすい場合があり一概には言えません。定期的な自己検診が大切です。
肥満は乳癌発症リスクを高めます。さまざまな生活習慣病の大きな原因にもなりますので太りすぎないように気を付けることはとても大切です。
手術をした後の状態が体の中から一番がんの量が少なくなっている状態で、がん細胞をやっつけてしまうチャンスなので、特別な理由もなくそれらの治療を遅らせるのは好ましくありません。