令和8年度、近畿中央病院から北へ直線距離で約2.3㎞にある現在の市立伊丹病院の敷地内に、基幹病院(伊丹市が運営)と健康管理施設(公立学校共済組合が運営)からなる統合新病院が誕生します。
統合新病院は、「地域に信頼される安全で安心な医療の提供と健康づくりの推進」「職域と地域に応える健康づくり」という二つの基本理念を実現する、高度急性期に対応した病院となります。
当院は市立伊丹病院と統合することになりますが、統合までは、近畿中央病院としてこれまでと変わりなく、患者さまに高度で安心・安全な診療を提供し続けます。また、地域の医療機関の先生方や各市町の救急隊とはこれまで以上に連携を強化してまいりますので、引き続き安心してご利用ください。(統合までの間に医療提供体制を縮小する予定はありません)
近畿中央病院を受診中の患者さまは、新しい基幹病院等に切れ目なく確実に引き継がれます。また、過去に当院に受診いただいた患者さまの診療記録等については、一定期間のものは基幹病院での新たな診療の際に参照可能となり、両病院で受診歴のある患者さまのカルテも統合される予定ですのでご安心ください。
統合新病院は令和 8 年(西暦 2026 年)8 月に開院予定です。その開院前日まで、当院で継続して受診いただけます。
最後まで患者さまへのサービスや医療の質向上に努め、現在の急性期病院としての医療機能を維持、発展させてまいります。
現在当院にある全ての診療科は統合新病院においても設置されますので、原則として統合までの間に現在ある診療科がなくなるということはありません。
当院で現在診療している患者さまについては、統合新病院で診療を継続いたしますのでご安心ください。
患者さまのカルテは統合新病院へ確実に引き継ぎ、医療の空白期間が生じることはありません。
公共交通機関については、当局にその確保をこれまでも強く要望してきました。今年度に入り協議の場を設け、話合いを開始いたしました。伊丹市バスの増便または病院独自の無料シャトルバスを確保したいと
考えています。当院に通院されている患者さまが統合新病院へ通院する手段がないという状況にはいたしません。
伊丹市の要望により、回復期機能を有する民間の医療機関が誘致される予定ですが、規模や病床数、診療機能は未定です。当院はその実現に向けて、土地売却等の手続きにより協力します。