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放射線治療科

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放射線治療の進め⽅

1.治療内容

まず放射線治療専⾨医が患者さまを診察し、病状の把握、検査結果の確認、患者さまの状態を丹念にうかがって必要な治療⽅針を決めます。
放射線の照射部位、照射線量および治療期間などを決定します。迅速な症状緩和が必要な場合は即⽇の治療開始にも対応しています。

2.治療計画

撮影したCT画像やMR画像やPET画像などの参照画像をもとに、放射線治療の専⾨医を中⼼に医学物理⼠などスタッフが専⽤の治療計画装置を⽤いて、最適な放射線治療計画を作成します。

3.位置合わせ(照合)

IGRT(Image-Guided Radiation Therapy):画像誘導放射線治療システムを⽤いてImage:画像→治療中に撮影した画像(ConeBeamCTなど)Guided:誘導→移動させる つまり、IGRTとは「治療直前または治療中に撮影した画像と、基準となる画像を照合して、検出した位置のずれを6軸カウチで位置補正する放射線治療」のことです。このシステムにより⾼精度放射線治療が可能となりました。

4.毎回の治療

治療計画に基づいて病巣部に放射線と照射していきます。照射⽅法によって時間は異なりますが、通常で10〜15分程度で終わります。

5.診察

治療期間中の診察は週数回⾏い、治療終了後も可能な範囲で定期的に診察を⾏い、治療効果や副作⽤の有無を簡単に確認・調査します。

その他の注意点

2019年11⽉に治療⽤照射装置出⼒線量の第三者機関にる測定を実施しました。

  • もし⽪膚マークが消えますと、照射位置照合を最初からやり直すことになります。この場合は治療が中断しますので治療上の不利益が発⽣する可能性があります。
  • 放射線治療は、原則として⽉曜から⾦曜までの毎⽇⾏い効果を発揮させる治療です。休⽇以外で治療を中断しますと、治療上の不利益が発⽣する可能性があります。
  • 症状緩和の⽬的で放射線治療を希望される場合は、受診当⽇から照射を開始することがありますので、担当医およびご家族と事前の準備・打ち合わせを⾏い、当科へのご連絡を事前にいただけるよう、担当医に依頼してください。
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