診療サポート部門
当院の⼀般撮影は、すべてフラットパネル (FPD) やコンピュータラジオグラフィー (FCR) を使⽤したデジタル画像のため、フィルム出⼒なしで、撮影後すぐにコンピュータを通して各診療科で画像を⾒ることができます。
胸部撮影室胸部写真が撮影後3秒で表⽰されます。
最新の画像解析技術である、富⼠フィルム株式会社製
「Virtual Grid」を使⽤し、被ばく線量の低減と、画質向上を図っています。
腹部・外科撮影⽴位と臥位のFPDにより様々な撮影に対応します。
可動式の検査台のため、患者様の負担をなるべく軽減した撮影が可能です。
⻭列全体の様⼦を1度に断層撮影できる他、顎関節の撮影や⻭のCT(断層撮影)も撮影できます。
⾻の密度を調べ、⾻粗鬆症などの検査を⾏います。
検査室も暖かく癒される空間へとリニューアルいたしました。
2010年度全国発明奨励賞受賞の最新乳腺撮影装置 : FujiFilm社製デジタルマンモグラフィー「AMULET」を導⼊しました。
マンモグラフィー技術認定技師 ⼥性6名。
最新の設備と⾼い技術で撮影させていただきます。
マンモグラフィー検診施設認定を受けています。
当院は上記2台の64列CT 装置で撮影を行っています。
マルチスライスCT装置は1回の撮影で複数の断層像を細かく撮影でき、⾼⽔準で⾼速な検査が可能となっています。複数台の稼働により緊急検査などにもより迅速に対応できるため、患者さまの負担軽減にも繋がっています。中でも、GE Healthcare社製 Revolution HDは最新の技術を搭載しており、Dual-Energyという技術は、造影剤量の低減や画質向上、SnapShotFreezeという技術が心臓の動きに対応した画像を作成することも可能となっており、患者さまごとに合わせて適切な画像を提供することを心掛けています。
ガントリー (ドーム内の空間) が広く、⾳も従来に⽐べてかなり静かとなりました。
平成24年6⽉よりシーメンス社製アバント1.5Tの2台体制となり、急増する各種MRI検査に⼤幅に対応出来るようになりました。
MRIは、CT検査と同じく断層像が得られ、組織の状態・ 病態の種類の判別を⾏い、場合によっては、造影検査や他⽅向撮影を併⽤し、それらの位置関係や良悪性の鑑別をする検査です。
CT検査に⽐べて時間がかかりますが、被ばくの⼼配は全くありません。
MRI検査は強⼒な磁⽯の中に⼊ります。
強⼒な磁⼒のため、⾦属製品が故障したり、画像に影響したり、危険な場合があります。
X線テレビ装置は、リアルタイムに画像が映し出される装置です。
当院では、消化管造影検査や泌尿器・産婦⼈科・外科系の造影検査を4台のデジタルX線テレビ装置を使⽤して⾏っています。
⾎管造影検査 (アンギオグラフィー) は⾎管内にカテーテルという細い管を通し、造影剤を注⼊して⾎管や腫瘍の画像を得る検査です。⼼臓カテーテル検査、PTCA (経⽪的⾎管冠動脈形成術 : カテーテルを⽤いた⼼臓の治療) 、ペースメーカー埋め込み、腹部や下肢⾎管造影を中⼼にIVR (⾎管造影を使った治療) も⾏っています。
2014年4⽉より同時2⽅向撮影が可能なバイプレーン装置の追加で2台体制となり、⼼臓⾎管・脳⾎管・腹部⾎管系の救急を含めたそれぞれの検査・治療に迅速に対応できるようなりました。
ドルニエ結⽯破砕装置
当院では、腎・尿管結⽯を切らずに治す「体外式衝撃結⽯破砕術」を⾏っています。
この装置は、体外から筋⾁や他の臓器を傷つけることなく衝撃波というエネルギー波を結⽯に照射し、粉々に破砕します。
破砕された結⽯は、尿とともに体外へ排出されます。
⿇酔の必要がなく、術後の痛みもほとんどなく、体に傷跡が残らない治療法で、
核医学検査とは、特定の臓器や組織に反応するRI (Radioisotope ラジオアイ
ソトープ) 薬品を⽤い、その分布を画像として表す検査です。
当院では、ハード部分・ソフト部分の⼊れ替えバージョンアップにより、最新装置と同等の性能となり、各種検査に対応できるようになりました。
骨シンチ | 全身の骨の検査をします |
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Caシンチ | 全身の腫瘍や炎症の検査をします |
心筋シンチ | 心臓を動かす筋肉の血流を検査します |
レノグラム | 左右の腎臓の能力を検査します |
2018年4⽉より⾼精度放射線治療装置「TRUE BEAM」が導⼊されました。
放射線治療は、放射線治療科として医師・技師・看護師などが連携して業務を担当しています。
2018年4⽉に⾼精度放射線治療装置 TRUE BEAM を導⼊しました。
コンピュータ制御で、腫瘍の形に合わせた1㎜以下の単位での⾼い精度でピンポイント照射を⾏っています。
がん組織へ⼗分な放射線量を照射しつつ、正常な組織への照射を最⼩限にする精度が格段に向上しています。
腫瘍へのダメージを⼤きくしても、周囲の正常組織は安全域の放射線量にとどめることで、患者さまの⾝体への負担を低減させています。
放射線治療室は⽊⽬調の床で、患者さまが少しでもリラックスできる雰囲気作りをこころがけています。