地域医療福祉センター長
和泉 匡洋
地域医療福祉センターは、かかりつけ医と近畿中央病院の間で、スムースに医療を継続させます。
患者さまを紹介していただく際の窓口として「地域医療室」、入院されている患者さまの退院後の医療について調整する「退院支援室」、円滑な入院をサポートする「入院支援室」、がん医療の相談も行っている「総合医療相談室」の4つの機能を統合しました。
ぜひ、地域医療福祉センターをご活用ください。
地域医療室では、地域医療機関からご紹介いただきました患者さまの窓口としての業務を中心に行っています。
また、入院された紹介患者さまの状況報告などを、退院支援室とも連携を行っています。
地域医療支援病院として地域医療機関への情報提供や研修会を開催するなど、情報発信機能も強化しております。
今後も、地域医療機関からのご意見をうかがい、サービスの向上に努めてまいります。
地域連携センターでは、入退院支援部門を設け、入院の手続きから退院後の生活まで見据え、きめ細かなサービスを提供し、患者さんの入院生活をサポートしてまいります。
看護職員と事務職員が連携して入院支援を担当しています。
予定入院の方に、看護師が手術や検査などの事前スケジュールや入院生活についての説明をさせていただきます。また、ご入院中の治療や検査がスムーズに行えるように、患者さんの情報についてもお伺いします。
病衣や日用品の貸出や医療費についての相談も対応します。
入院前に不安な事や心配な事があれば何でもお話しください。
退院調整看護師と医療ソーシャルワーカーが退院支援と総合医療相談を兼務で担当しています。
入院時、介護保険対象患者及び退院調整が必要な患者さまに対し退院支援スクリーニングを実施し、各病棟とカンファレンスをもち早期に退院調整が開始できるよう情報共有を行っています。
退院支援では家庭や社会の中で安心して生活できるために何が必要なのか、どのような環境を整えればQOLの高い生活が可能になるかという視点で、入院から退院の生活に焦点を当て調整を行っています。
退院調整では主に在宅医療・介護に関するコーディネートや転院・施設入所に関するコーディネートを行っています。
地域がん診療拠点病院として、セカンドオピニオンや緩和ケアに関すること、がん治療や症状などについてご相談をお聞きし、必要に応じて関係部署の専門職にコンサルテーションしています。
また、がん治療や介護等に関する情報提供を行っており、図書閲覧コーナー(ことのはひろば)などを設けています。
外来通院および入院中の患者さまやご家族に対し、医療的・社会的問題や心配事についての相談に電話または面接で随時応じています。
問題解決のための助言・調整を行うことで、患者さまやご家族が円滑な療養生活が営めるよう支援しています。