開放型病床について

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開放型病床の紹介

地域の医療機関がそれぞれの特色を生かし、機能や役割を分担し、情報の統合により、患者さまに継続した効率的な医療を提供することを、『地域医療連携』といいます。当院で、この連携の一つとして、平成17年10月より開放型病床を5床設けております。

開放型病床とは

開放型病床とは地域医療機関(かかりつけ医)と病院との連携によって、登録医になっているかかりつけ医の紹介で患者さまが、入院治療が必要となった場合、開放型病床を利用することにより、入院後も引き継ぎ患者さまの担当医として当院へ訪問し、当院の主治医と共同で治療を行えるために設けた病床を言います。
退院後患者さまは、引き続きかかりつけの医の元で治療を受けていただけます。

開放型病床のメリット
  • かかりつけ医から、病院の主治医へ患者さまの診療情報が充分に伝達されます。
  • かかりつけ医が、開放型病床に入院された患者さまを適宜訪床して診察し、病院主治医と共に治療方針などを検討して共同で検査や処置も行いますので、普段から診察してもらっている先生の顔をみることができ、安心してより質の高い医療を受けることができます。(当院では病院主治医が主たる主治医で登録医が副主治医となります)
  • 退院後は入院中の病状を充分把握しているかかりつけ医の元で、入院前からの一貫した診療を安心して受けていただけます。

開放型病床ご利用は事前に当院と契約し、登録医となっていただく必要があります。現在当院との医療連携機関に登録いただいている先生方は、連携医療機関一覧をご覧ください。

開放型病院共同指導科について

開放型病床に希望されて入院された場合は、通常の入院治療費の他に、厚生労働省の規程により、患者さまをかかりつけ医が往診し、当院の主治医と共同で診療を受けられた場合は、保険請求の対象となります。共同診療日一日に対し、一回開放型病床共同指導料というものが病院と開業医双方に加算されます。

 

開放型病床共同指導料(Ⅰ) 350点(かかりつけ医)
開放型病床共同指導料(Ⅱ) 220点(当院)

開放型病床のご利用について

  • 開放型病床入院中の治療上の責任は、病院側が負うものとします。
  • 入院患者の主治医は、病院医師が担当します。登録医は、副主治医として診療に参加してください。
  • 登録医は、紹介患者の一般診察、病状および治療方針の説明ならびにカルテの閲覧を行うことができます。
  • 登録医は、週1回以上の病床訪問診療を行うよう努めてください。
  • 主治医と登録医とは、可能な限り意見交換をし、両者間に意見の不一致がないよう努めるものとします。
  • 診療報酬の請求は双方にて行います。
  • 患者さまの退院については、主治医と登録医が協議のうえで決定し、退院後の療養に必要な指導を共同で行うものとします。
  • 実際の共同診療についての詳細は、当センターへお問い合わせください。
  • 事前に当院と契約し、登録医となっていただく必要があります。現在当院との医療連携機関に登録いただいている先生方は、連携医療機関一覧をご覧ください。

連携医療機関一覧

その他のサービス

登録医にお申し込みいただくと、以下のサービスもご利用していただけますので、ご活用ください。

診療録、画像診断フィルム等の閲覧

診療録・画像フィルム等の閲覧も可能ですので、どうぞご利用ください。その際は、前もって地域医療室に、診療記録等閲覧申込書をFAXにてお送りいただければ、ご用意させていただきます。

立ち合い、見学のご案内

地域医療室では、紹介患者さまの検査、手術等の立ち合い・見学・開放型病床での共同診察をご希望される先生のために地域医師控室を設けております。なお、検査、手術等の見学は、前もって地域医療室までお問い合わせください。日時等のご連絡をさせていただきます。

図書室の利用

図書室(外来診療棟3階)もご利用いただけます。その際には地域医療室(内線540)までご連絡ください。司書に取次ぎいたします。

お問い合せ・お申込み先
近畿中央病院 地域医療係
072-781-0155(直通)
平日(月~金):8時30分 ~ 17時00分
公立学校共済組合 日本医療機能評価認定病院 人間ドック学会健診施設 機能評価認定施設 ワークライフバランスインフォメーション
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