当院は、兵庫県がん診療連携協議会に属しています。また、国が指定する地域がん診療連携拠点病院として、5大がん(肺がん、胃がん、肝がん、大腸がん、乳がん)、前立腺がんの地域連携パスの整備を行っています。
病院とかかりつけ医との役割分担表、地域連携診療計画表および患者用診療計画表から構成される、がん患者に対する診療全体を体系化したものをいいます。具体的には当院で治療をされた患者さんの術後の経過観察を、当院とかかりつけの診療所とで、役割を分担して行うというものです。
この「地域連携パス」を活用することで、地域のかかりつけ医とがん診療連携拠点病院とが協力して情報交換を行い、安心で質の高い医療を提供する体制を構築することを目指しています。
また、患者さまにとっては、ご自身の治療計画や経過の把握、かかりつけ医の手厚い診療による不安の解消にもつながります。
当院では、平成22年度より「がん診療における地域連携パス」兵庫県統一版を活用し、術後の比較的病床が安定している患者さまに、パスを用いた経過観察をお願いしています。
当院では、その他、以下の地域連携パスを活用し、かかりつけ医との連携を推進しています。