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ロボット支援腹腔鏡手術について

2023.05.26

お知らせ

ロボット支援腹腔鏡手術

当院では2023年4月から手術支援ロボットda Vinciを導入いたしました。
拡大視野で繊細な手術操作が可能となったことにより、丁寧な剥離と縫合が容易に行えるようになりました。また術中出血量が少なくなり輸血を要するケースが減少しています。本邦で保険収載されたのは2012年ですが、極めて利点が多い低侵襲手術であることから、従来の開放手術や腹腔鏡手術にとってかわり瞬く間に全国で普及しています。

 

ロボット支援腹腔鏡手術では、術者は患者と離れてケーブルで繋がれたコンソールで3D画面を見ながらリモートで手術操作を行います。患者サイドのカートから伸びるロボットアームにより内視鏡と操作鉗子を患者体内で操ります。手振れのない内視鏡視野と人間の手のような動きの鉗子操作により、拡大視野での繊細な手術手技を実現しています。

 

泌尿器科領域では、前立腺がん、腎がん、膀胱がん、副腎腫瘍、腎盂尿管移行部狭窄症、骨盤臓器脱などが保険収載されています。従来からの開放手術や腹腔鏡手術を行う機会は逆に激減しました。

現在当院は急性期病院ですが、2026年に市立伊丹病院と統合して高度急性期病院となる予定です。地域の高度医療ニーズをこれまでのように他地域の医療機関に委ねるのではなく、統合後は自院で提供できるように準備を進めております。手術支援ロボットda Vinci導入後は、がんの手術を始め最先端の高度な手術診療を地域の患者さんに提供できるようになりました。引き続き皆様から信頼される医療を提供してまいります。

 

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