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ロボット支援下胃切除術導入

2025.04.10

お知らせ

~あなたの胃がん治療にロボット手術という選択肢を~

当院では2023年より、手術支援ロボットダヴィンチXiを導入し、泌尿器がん、結腸がんでロボット支援下手術がスタートしました。
この度、2025年4月末より胃がんに対してもロボット支援下胃切除術を導入いたします。
胃がんについては2018年より保険適応となっております。保険適応で手術を行うためには、厚生労働省が定めた施設基準(診療実績、病院の体制、など)を満たす必要があり、当院はその要件を満たしております。また当院は日本胃癌学会が認定する認定施設を取得しており、皆様に安心して治療を受けていただける体制となっております。

ロボット支援下手術の利点

精密な操作:ロボットアームは非常に細かい動きが可能で、手術中の手振れを補正する機能もあります。これにより、より正確な手術が可能になります。

小さな傷口:ロボット支援下手術では、従来の手術方法よりも小さな切開で手術を行うことができます。これにより、術後の回復が早く退院も早くできます。

高解像度の映像:ロボット支援下手術では、3D内視鏡を使用して高解像度の映像を提供します。これにより、手術部位を詳細に観察することができ、より精度の高い手術が可能になります。

人的資源の有効活用:ロボット支援下胃切除では、開腹手術や腹腔鏡手術では医師3人の手が必要な手術でありましたが、ロボットアームが4本あるので、術者と助手の2名の医師で安全に手術を行うことができます。

ロボット支援下手術の欠点

手術時間の延長:ロボット支援下手術は設定や撤去に時間がかかるため、手術時間が長くなる傾向があります

触覚の欠如:ロボット支援下手術では術者が直接手で触れることができないため、触覚が欠如しており、臓器損傷のリスクがあります。

高コスト:ロボット支援下手術は機器の導入費用や維持費が非常に高額であり、手術ごとに消耗品のコストもかかります。

 

 

このような特徴を持つロボット支援下手術ですが、合併症の低減という、患者さまにやさしい治療ができ、治療成績の向上の可能性もあるなどいうことから、ロボット支援下手術は近年急速に日本中で広がってきております。

当院は、2027度後半以降に統合新病院となり、高度急性期病院となる予定となっており、がん診療についても強化することとなっております、統合までもそれに見合ったがん診療機能の充実をはかってゆく所存です。

手術適応につきましては、精密検査の上、個々の患者様の状況に応じた治療を提案させていただいております。今回、その選択肢にロボット支援下手術が加わりました。

当院での治療をご希望される場合は、かかりつけの先生より、地域医療室を通じてご予約ください。

 

 

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